発声練習と音読

発声練習と音読は、ある程度はやった方がいいと思います。発声練習や音読の目的はスムーズで流暢な発語パターンを身につけること。例えば、足の骨折は、患部が治ってから、リハビリしますよね。ちゃんと歩けるように、歩く練習しますよね。それと同じです。
心理学の学習理論では、「吃音は学習したもの」と捉えています。吃音独特の発語パターンが身についているので、スムーズで流暢な発語パターンを再学習する必要があるわけです。

発声練習

「あ、い、う、え、お」と五十音を発声練習します。最初は、ゆっくりと。大きな声で。次に「あっ!いっ!うっ!えっ!おっ!」と弾くような感じでやるといいと思います。

 

“音読”

文章を音読します。どんな文章でもいいと思います。最初はゆっくりと。大きな声で。慣れてきたら、読むスピードを速くしていきましょう。
※DAFを使って音読練習もいいと思います。DAFを使うと、人にもよりますが、流暢に文章が読めます。自分が吃音でなかったら・・こんなふうに読めるんだ~といい気づきになるかもしれません。
※私は20代の頃、税理士の資格試験の勉強をしていました。条文の暗記をするのですが、空を見ながら言えるまで、何回も声に出して練習してました。私の場合は、それがいい効果を生んだのかもしれません。