催眠法とは、催眠を生起させるための技法。
人は催眠状態(トランス状態)では、周囲からの刺激が遮断されるために、主観的、内的な世界に心が向けられ想像やイメージの世界が盛んになって催眠者に対する絶対的依存的態度が顕著になります。
なお、催眠には他者催眠と自己催眠があります。自己催眠は、自律訓練法と基本的には同じです。
※参考ページ:催眠法
やり方
催眠者に自分を催眠状態(トランス状態)にしてもらい、その状態で、発語練習など、流暢なスピーチの練習を行う。催眠中に、発語練習を行うことで流暢なスピーチ行動パターンの学習が可能となります。
そこでは、失敗感を味わわせないようにプログラミングの構成に配慮し成功感を十分に体験させるような配慮が必要。
※自己催眠(自律訓練法)で、自分を催眠状態にして発語練習しても、同様の効果が得られると思います。。。
催眠法が吃音を抑制する理由
- トランス状態では、周囲からの刺激が遮断されるので、聞き手の反応や周囲の印象を気にしたりする行動が減少する。
- 暗示が受け入れやすいのでセラピストはスピーチ技法の導入が行いやすくなる。
- 注意集中が行われやすいのでリラックスした状態でのスムーズで流暢なスピーチを筋感覚によく感じ取らせることができる。
催眠法の注意点
- 暗示の掛け方が適当でないと効果は一時的。つまり、効果はあっても、すぐに元に戻ってしまいます。
- 吃音行動パターンは破壊できても 新しい非吃音行動パターンの学習が形成されないと効果は不十分。
- 元に戻った時、信念の崩壊により、吃音が悪化する可能性も。