負の練習法

負の練習とは、問題となっている行動を繰り返して行うことでその行動を制御できる感覚を習得させる方法です。
いわばショック療法的なもの。

負の練習法の効果

①リラックス感
「手が震えてはいけない」「声が震えてはいけない」など予期不安を低下させるために、あえてわざと手を震わせてみたり、声を震わせてみたりすることで、「手が震えても大したことはない」「声が震えても大したことはない」というリラックス感が得やすくなります。
②自己制御感
劣等感・不安感を感じている行動を、あえて人前で行うことにより、その不安感を低下させ、自分の意識・意図でその行動を制御できる・・・という実感が得られるようになります。
③吃音の場合
人前で大きな声で激しくどもる、鏡の前でおもいっきりどもる、自分のどもっている様子を自分でビデオで撮る、自分のどもっている声を自分で録音する・・・など。

 

エクスポージャー法

例えば、自分がひどく悩んでいる吃音のことを、人に言う(暴露)などにより、その不快な刺激に慣れさせて、逆説的に、その不安感や恐怖感を和らげる方法。
参考ページ 負の練習(外部サイト 心理学用語集から)